こんにちは、wakaです。
私は不妊治療を含む妊活期間約1年を経て、顕微授精で第一子を授かりました。
不妊治療を始めるにあたって、正社員で続けていた仕事と両立できるだろうか、という点が一番の不安でした。
結論として、仕事と不妊治療の両立は可能でした!
ここでは、私が仕事と不妊治療を両立させた方法を紹介します。
クリニックの選び方
仕事と不妊治療の両立に関して最も重要だったことが、クリニックの選び方です。
どんなクリニックを選ぶかによって、両立のしやすさが格段に違うと実感しました。
産婦人科を選ぶか、不妊治療専門のクリニックを選ぶか
まず、不妊治療ができるクリニックには下記の2種類があります。
- タイミング法/人工授精までなら可能な医療機関
- タイミング法/人工授精/体外受精/顕微授精が可能な医療機関
タイミング法/人工授精までなら可能なク医療機関は、出産や不妊治療以外の婦人系疾患を主な診療対象としており、いわゆる一般的な産婦人科のクリニックが当てはまります。
タイミング法/人工授精/体外受精/顕微授精が可能な医療機関 は、不妊治療のみを行う不妊治療専門クリニックや総合病院の産婦人科が当てはまります。
不妊治療を行ったクリニックでそのまま出産したい!という希望がある場合は、一般的な産婦人科のクリニックを選択しても良いですが、もし体外受精にステップアップする必要が出てきた場合、専門的な治療が可能な医療機関に転院しなければならない可能性があります。
私自身は、下記の理由から不妊治療専門クリニックを選びました。
- 人工授精までの治療で妊娠できるかわからない
- ステップアップのための転院によって、担当医や治療環境が変わるのは避けたい
- 総合病院は診療終了時間が短いため、仕事との両立が難しそうだが、不妊治療専門クリニックであれば夜間まで診療しているところが多く、両立ができそう
結果的には仕事と治療の両立もでき、無事妊娠に至ったため、不妊治療専門クリニックを選んでよかったな~、と思っています。
通える範囲に不妊治療専門クリニックがあるなら、ぜひ選択肢のひとつに入れてみてください!
通いやすいクリニックを選ぶ
クリニック選びの際、いろいろな条件を考慮するかと思いますが、通いやすいクリニックを選ぶことが重要です。
通いやすいクリニックって、具体的にはどんなところ?
私は、下記3点を重視しました。
- 職場から近い
- 定時上がりで間に合う診療時間が設定されている
- 土日も診療を行っている
まず1点目の「職場から近い」という条件についてですが、クリニック選びの際、クリニックまでの距離という条件は大切です。
選択肢として、「家から近いクリニックか」「職場から近いクリニックか」の2つが挙がってくるかと思いますが、職場から近い方が断然通いやすいと思いました。
実際に不妊治療を受けてみて実感したことですが、不妊治療が始まると、突然診察日が決まることが当たり前です。
治療は生理開始日を基準に開始されるため、生理がいつ来るのか確実に分かっていればいいですが、大体は突然きますよね。
生理がくる
↓
診察の予約をとる
という流れになるため、クリニックの予約状況や仕事の都合によって、希望通りの予約がとれないこともあります。
職場からクリニックが近ければ近いほど、
- 定時終わりに受診する
- 半休で対応する
など、通院方法の選択肢が増えます。
私は、自宅からは1時間近くかかりますが、職場のデスクを離れてからは30分以内に到着するクリニックを選びました。
2点目の、「職場から近い定時上がりで間に合う診療時間が設定されている」も、急な診察予約に対応するため重要な条件になります。
クリニックによっては、18時で診察終了、というようなクリニックも少なくありません。
私は定時が17:30だったため、このようなクリニックでは定時後に通えないためNGです。
最終的に、18:30まで受付可能、19:30まで診療しているクリニックを選びました。
3点目の「土日も診療を行っている」も、以上のような理由から、診察日の選択肢を増やすために重視しました。
私の通っていたクリニックは、土曜日の午前診療のみで日曜は休診でしたが、治療を進めるにあたって不都合は特にありませんでした。
クリニックの選び方 まとめ
最終的に私が選択したクリニックは、下記のようなところになりました。
- 不妊治療専門クリニック
- 職場から30分以内にある
- 最終受付時間 18:30 診療終了時間 19:30
- 土曜日は午前診療あり、日曜日は休診
上記のようなクリニックを選択したことにより、有給や半休は月1回、多くても2回の取得で済み(タイミングによっては、定時後通院と土曜通院のみでOKな月もありました)、仕事との両立が可能だっため、ここに決めてよかった、と思っています。
職場環境について
続いて、仕事と治療の両立を叶える職場環境についてです。
まず、不妊治療を始めた頃の職場環境は下記のようなものでした。
- 定時は17:30
- 有給は比較的取りやすい
- 午前休/午後休の取得可能
- 上司と相談の上、場合によってはフレックス勤務も可能
- 残業有無の波が激しい。遅いときは21時ごろまで働くことも。
残業はさておき、振り返ってみると、不妊治療と両立するにはとても恵まれていた環境だと思いました。
チームメンバーや上司も急に有休をとるということがよくあったため、明日休みます、と申請しやすい雰囲気が日頃からありました。
とは言うものの、急に休みを申請することが毎月続くのもなんとなく後ろめたい気持ちがあったので、働く上で心掛けていたことをいくつか紹介します。
いつ休んでも支障がないような仕事を日頃から意識する
急に休んでも仕事が滞ることがないよう、早め早めに業務を進めていました。必要であれば残業をして、前倒しで仕事をやっつけていました。
比較的個人プレーの業務が多かったこともあり、自分の担当分ができていれば、休みも取りやすかったです。
ここでのポイントは、期限に余裕があるのであれば、早めに仕事が完了していても上司には報告しないことです。
じゃあ次はこれをやって、と新しい仕事を回されてしまって、せっかく余裕をもって仕上げたのに意味がなくなってしまうので…期限まで手元であっためておきましょう。
また、いつでも引継ぎができるよう、誰が見てもわかりやすい資料作りを行ったり、こまめに自身の仕事内容の共有を行っていました。
丁寧な仕事は、そのまま仕事における信用に繋がるはずと信じ、休みが重なっても許されると勝手に思うことにしていました。
そもそも有給は権利なので、罪悪感を抱く必要は全くないんですが、私は気になってしまう人間なので…
多少休みが多くなっても、「やることはちゃんとやってるんで!!」という気持ちで堂々と、休むことに罪悪感を抱かないような仕事を心がけていました!
信頼できる上司に、不妊治療について相談しておく
私自身は、不妊治療のことを上司に相談せず乗り切ることができましたが、長期戦になっていた場合は相談していたと思います。
不妊治療への理解が得られそうな上司であれば、予め相談しておくことで、休みを申請する際のストレスが少なくなると思います。
また、うまくいけば時間休やフレックスの交渉がしやすくなる可能性もあります。
私自身は、通い始めの時期に検査などでたまたま休みが続いたため、その時だけ不妊治療ということは伏せ、通院のため休みをいただく頻度が増えます、ということと、上司が心配してくださったので、命にかかわる病気ではないです、ということだけ伝えておきました。
今後も同じ頻度で休むことになるかどうかは分からないし、そういう状況になってから改めて相談すればいいかな、と考えていたので、不妊治療の件には触れませんでした。
結果、初回の検査以降は月1、多くても2回の休みで通院できたため、お互い余計な気を遣うこともなく、私はこれでよかったなと思っていますが、
上司や職場のメンバーに知っておいてもらうことでストレスが少なくなるようなら、積極的に相談しておくのも一つの手段だと思います。
不妊治療ではストレスが大敵らしいです。最終的には自分を救えるのは自分だけです。自分のことをを一番に考えて、行動していきましょう!
いや、うちは休みが取りづらいし上司との折り合いも悪いよ!という方
もちろんそういう方もいらっしゃいますよね。
- 仕事のことは気にせず不妊治療を優先してみる
- 信頼できない上司であっても、とりあえず一度は相談してみる
上記を実施してみて、それでもどうしても仕事が優先になってしまう or 職場の理解が得られない場合は、私だったら転職を視野に入れると思います。
ここは個人の価値観によるところになるので、安易に答えを出さず、時間をかけて考えた方がいいと思います。
正直なところ、今の職場でずっと働きたいという気持ちが私にはなかったので、最終的に退職になってもいいや、と思っていましたが、この職場でずっと働きたい!という気持ちがもしあったら、職場と交渉しつつ両立の道を目指せるよう行動していたと思います。
でも、妊活するうえで、ストレスはなるべくないほうがいいみたいなので、生理が止まるレベルのストレスであれば、無理せず妊活を優先しても私はいいと思います。
何歳になっても妊娠する可能性はある、とは言うものの、少しでも若いうちに、という気持ちもあるので…
今の環境じゃ絶対無理!と思っていても、とりあえず行動すれば意外となんとかなることもあります。自分は何を一番優先させたいのかということをよく考え、やれるだけのことはやって、不妊治療と仕事を両立させてやりましょう!
まとめ
いかがでしたか?
振り返ってみて、職場から近い不妊治療専門クリニックがたまたまあった・職場環境もたまたまよかった、という点で、仕事と不妊治療を両立する上で自分は恵まれている環境だったんだなと気が付きましたが、もしそういった環境じゃない場合でも、どうにかなることもあると思います。
治療中は、私自身がどうしたら納得するか・どこまでならがんばれて、何が嫌なのか、嫌なことは無理せずやらない、ということを常に考えていました。
仕事と不妊治療の両立に悩む方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
無理せず、自分ファーストで仕事と不妊治療の両立を目指しましょう!!
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