不妊治療で子宮卵管造影検査を受けたらめちゃくちゃ痛くて心が折れた話

不妊治療

こんにちは、wakaです。

不妊治療を開始するにあたって、まず初めに不妊ドックというものを受けました。

不妊ドックとは、いろいろな検査を行い、妊娠出産に影響を及ぼすような婦人科系の疾患がないかを確認するものです。

その中に子宮卵管造影検査という検査が含まれており、実際にその検査を受けてきたので、その時の様子を記録します。

まじで痛くて心が折れました。

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子宮卵管造影検査とは

ネットで検索すると専門的な記事がたくさんヒットするとは思いますが、簡単に説明します。

この検査は、子宮の入り口にカテーテルを通し、子宮内に造影剤を流しながらレントゲン撮影することで、卵管の通りに異常がないかを確認するものです。

もし卵管が詰まっている場合、精子と卵子が受精できず、いくらタイミングをとっても自然妊娠できないため、卵管の通りに問題がないことを確認するのです。

ちなみに、子宮卵管造影検査を実施したあとは卵管の通りがよくなるため妊娠のゴールデンタイムと呼ばれていて、この期間は約3か月から半年ほど続くそうです。

自然妊娠を希望している方でも、妊活初期に検査を受けておくと妊娠の確率が上がる可能性があるため、まだ不妊治療を検討していなくても、興味のある方は検査を受けておいてもいいかもしれません。

検査を受けるまでに準備したこと

うちのクリニックでは、事前に検査日の予約をとり、検査を受ける際の注意点やリスクをしっかりと説明され、同意書も記入しました。

軽い気持ちで検査を受けに行ったので、もしかして身体に負担のかかる結構大がかりな検査なのか…?とこの時点でびびり始めました。

事前の説明では、下記のような話がありました。

  • 当日の服装はスカート
  • 前日はよく休息をとること
  • 当日朝7時以降は絶飲食

検査自体は午前中で済みそうだったため、午後から出勤しようかとも思いましたが、念のため全休にしておきました。

この判断は正しかったことを、検査当日身をもって実感することになります。

検査当日

子宮卵管造影検査については、事前にネットで調べまくっていたので、めちゃくちゃ痛いというケースと、全然痛くなかったというケースのどちらもあり、分かったことは痛いケースはめちゃくちゃ痛そう、ということでした。

検査受けたくなさすぎる

受付前にもトイレを済ませましたが、受付時にもトイレに行っておくよう指示があったため、念のため再度トイレに行きました。緊張のせいか、さっき出したはずなのにまだ出る。

まずは検査前の処置を受けます。

ここでは、カテーテルを子宮に通すらしいです。

先生
先生

ではカテーテルを入れますね~

めちゃくちゃ痛いんですけど!?

とにかく痛い。

めっちゃ痛い。

痛みの種類としては生理痛に近くて、カテーテルが侵入するにつれてどんどん生理痛が重くなっていって、痛みが限界突破してくる感じです。

先生
先生

う〜ん、子宮口が少し狭いかもしれないね…痛い?

痛いです!!むちゃくちゃ痛いです先生!!!

痛い場合もある、という事前情報が頭のなかにあったため、なんとか頑張って耐えようとしたんですが、あまりにも私が痛そうにするのと、なかなかカテーテルが子宮口を通らないため、

先生
先生

検査前におしっこ行ってます?膀胱におしっこ溜めると入りやすくなるかも……一回水分とっておしっこ溜めてもらって、もう一回トライしてみようか。

(まじか)

予想外の検査中断に、戦意が喪失する私。

というか、受付でも事前にトイレに行くよう指示があったんだが…おしっこ貯めた方がいいなら先に言ってくれ…

基本的には、検査前にトイレに行った方がいいっぽいですが、子宮の位置によっては膀胱におしっこを貯めておいた方がいいこともあるみたいです。子宮口付近の屈曲が強かったりするとカテーテルを真っすぐ入れづらいようで、その場合は膀胱におしっこを貯めることで臓器の角度が変わり、カテーテルが通しやすくなるらしいです…私はこのタイプだったみたいです。

ブルーな気持ちになりつつも、もしかしたら処置が楽になるかもしれないので、とにかく水をがぶ飲みして膀胱を貯める私。

待っている間の悲壮感が何とも言えなかったです。

20分ほど待ち、再度診察台へ。

もう帰りたい。

と思っても仕方がないので、気合を入れ直してカテーテルに挑みます。

先生
先生

ではカテーテル入れますね~

痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ

結局痛みは変わらずでしたが、先ほどよりはカテーテルの通りがよくなったからなのか私の反応はいったん無視して先生が思い切り処置を進めてくれたからなのか、とりあえずカテーテルは子宮口を突破しました。

もうこの時点では私のライフはゼロよ。

先生
先生

では次にバルーンを膨らませていきますね~

(帰りたい(2回目))

カテーテルを挿入した後は、カテーテルが抜けないよう、カテーテルに付いているバルーンを膨らませる必要があります。

これがまた痛かった。

しかしバルーンを膨らませないことには検査を進められないので、必死に耐える私。

事前の処置では、カテーテルを入れているときと、バルーンを膨らませているときに痛みを感じました。

痛みの種類としては生理痛が近いです。生理痛が、痛すぎて声が出るのを止められないくらいめちゃくちゃ酷くなったらこんな感じの痛みになるような気がしました。

あと、お腹を下すタイプの腹痛感もあって、え?もしかしてここで漏らすの?と一瞬焦りました。漏らさなかったけど。よかった。

カテーテルの装着さえ終わってしまえば、違和感はあるものの痛みは引き、多少落ち着くことができました。

先生
先生

ではこのままレントゲン室に移動しますね~

(まじか(2回目))

自力でレントゲン室まで移動するという話は聞いていましが、いざやるとなるとなかなかしんどかったです。

股にカテーテルが刺さっているので違和感しかなく、生まれたての子鹿のような動きで移動しました。

そう遠くはないレントゲン室が、とても遠くに感じました…

撮影台に横になり、やっと撮影ができる、というところで、担当医師が急遽呼び出されまして、

先生
先生

すみません、すぐ戻るのでちょっと待っててくださいね

(まじか(3回目))

カテーテルが刺さった状態で5分くらい待たされたんですが、もうこの時間が長くて長くて…

痛みというよりは違和感がある、という感じなんですが、意識しすぎるとだんだん気分が悪くなってくるので、虚無になることにひたすら徹しました。

先生が戻ってきて、やっと撮影開始です。

造影剤を子宮内に注入しながら撮影をするんですが、造影剤が入り始めるとまた痛い。

痛みの種類はカテーテルの時と同じで、生理痛のひどいバージョンです。

いってぇぇぇぇぇぇぇぇ

痛すぎて呼吸が荒くなる。

看護師さんが傍についてくれていて、大丈夫ですか?と声をかけてくれるんですが大丈夫ではないです。

とにかく早く終わってほしくて、ひたすら耐えていたんですが、股のあたりから水っぽいものが漏れてきているような感触が…

撮影が終わったのか、先生が撮影台まで戻ってきて一言。

先生
先生

造影剤が漏れてしまって、片方うまく入ってないみたいだね…もう一回撮り直しますね

(帰りたい(3回目))

私の勘違いではなく、やはり造影剤がうまく入っていなかったようで、再撮影になりました。ライフがゼロどころかマイナスになってる。

2回目の撮影も、やはり激痛だったものの、造影剤が左右両方の卵管を通ることを確認できたため、やっと検査は終了。

すぐにカテーテルを抜いてもらえましたが、もう満身創痍で私の体はボロボロです。

子宮卵管造影検査をやってみて

検査の結果は、左右どちらの卵管も以上なく、不妊治療を進めていくことが可能と分かりました。

とにかく痛かった…

スムーズに検査が進まなかったため、午前中には終了するはずが検査が終わるころには午後になっており、更にその日は一日ブルーだったため、仕事を全休にしておいてよかった、と心の底から思いました。

私自身がもともと痛みに弱いタイプ、というのと、生理痛がほとんどないため生理痛の痛みに慣れていない、ということを差し引いたとしても、結構痛かった側に分類されるんじゃないかと思います。

痛みがあった原因としては、私の身体のつくり上、子宮が後ろ側についていて、子宮口の角度がきついというところがあるかもしれません。

角度がきついと、カテーテルがつっかえて痛かったりするのかな?と自分では考えています。明確な原因は医師も言及できないみたいなので予想の範疇ですが。

また、卵管が詰まっていると痛みを感じやすいらしいので、造影剤注入中の痛みはもしかしたら詰まりによるものだったのかもしれません。

あとは緊張しすぎで身体が強張っていた、というのもありますかね…なかなか難しいですが、リラックスして検査に挑むのが望ましいそうです。

散々痛い話しかしませんでしたが、大多数の人は違和感や軽い生理痛程度で、ほとんど痛くないみたいなので(同じ検査を受けた友人は、全然痛くなかったらしいです…羨ましい)、これから検査を受ける予定のある方は、あまり気負わずに受けていただければと思います!

私はもう二度と受けたくない!

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